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執筆者の写真まつださえこ

着付けの要=太って見えない

着物を綺麗に着こなす最大のポイント。それは

【張力をかけることによって生地を身体に密着させること】なのであります。


はい、ネタバレ!そしてもう知ってるーとか言われそうなネタバレバレです。


しかし、ご存知なかった方には朗報です。

そうなんですよ。

綺麗な着物姿に仕上げたいのであれば、長襦袢と着物の生地にかける【張力】を操ることです。

肩を頂点として前と後ろに落ちていく長い生地を、空気を抜きながら身体に密着させていって、身体をかたどるように着るのです。


そうすると、生地の面全体で身体をプレスしているので、自分の体型以上に膨れて見えるということはないし、タイトでありつつも揺れ動く袖や裾周りが優雅に見えて、その対比が美しく見せるのであります。


着物着ると太ってみえて嫌だわ、という方は張力と密着が足りない場合が圧倒的に多いですね。

着付けのお悩みはその方の体型を拝見しないと正しくお答えすることはできませんが、おおよそのところ、太って見える原因は張力不足の密着不足が7割。その他の原因は身幅の問題や長襦袢の衣紋の抜き加減だとか衿合わせの角度の問題だとか、どんどんマニアックな方へと流れていくので、ここでは割愛します。


張力密着空気抜き。見た目重視の(←ちょっと語弊があるけども)着付けの要なのであります。


張力がええころはっちにかかっていると、背中もええ具合に生地が張り付いてくれます。

道行く方が振り返ってくれた時に「背中綺麗な人だなぁ」なんていう錯覚(笑)さえ与えることができます。私の背中は張力詐欺です。




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