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執筆者の写真まつださえこ

名古屋帯仕立て直し日記

更新日:2021年11月21日

生徒さまの九分名古屋帯を教材としてお借りし、ご紹介いたします。


仕立てから戻って参りました^^


私の方へお預けいただいた時は、黄変と若干の臭いがあったので、縫いを解き、芯を取り除いて、一反に戻した状態で洗いに出したんですね。



そこから戻ってきて、次は仕立てへ。

最初にお預かりした時点で確か9尺5寸(359㎝)ほどだったはずなので、そこから9尺8寸とちょっと(370㎝〜)まで延ばしていただくようお願いしました。継ぎ目は手先から1尺5寸前後のところ。足し布の長さは7寸7分(30㎝)。





帯を一度裁つ、ということがどうにもハラハラしていたので、お顔見知りで信頼を置く和裁師さんへお預けしました。着付けもなさる方なので、そういった意味でも何とはなしに安心でした。


仕立ては美しい。そこは間違いない。


こうやって、あるものを活かした結果が目の前にあると、無駄に多過ぎる物欲も削がれていきまする。私もこれから、帯やら着物やら仕立て直しをお願いする予定です。


[日誌]

宗教に触れて書くと、読んでくださる方の心を騒つかせるかも知れませんが、ここのところ、朝ごはんを作りながらYoutubeで『大愚和尚の一問一答』を聴いています。感覚としては、子どものころ聴いていた、ラジオ番組『武田鉄矢 今朝の三枚おろし』と同じ感じで聴いています。

人の在り方について了見が広まるし、仏教について関心が高まる。

「和尚、言ってたね。誰に褒められるわけじゃなくても、トイレをきれいに使うって。後の人が気持ちよく使えるようにって。」

聴くとは無しに聴いていたらしい娘が唐突につぶやくんですね。こりゃいい教材だ!とも思いましたー^^


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