前回までで一つ半ひだのクラシカルな文庫結びをおさらいしてました。
今回は二つ山ひだ、なおかつ羽長めバージョンです。
上画像は全て、二つ山ひだの文庫結びです。
一つ半ひだよりも、ひだの形を美しくキープすることが難しい。頭の使い所ですね。一年前の画像ですが、この頃もウンウン唸りながらやってました。
みんな知ってるバナナのような帯枕ではなく、帯とうを使用すれば比較的簡単に二つ山ひだをキープすることができるのですが、文庫専用枕は使わないという条件を己に課した以上絶対使いません。
専用枕が無いと作れない文庫結びは意味がないと、オタクは考えたわけです。
オタクは時々やっかい。
注目ポイントは、基本編文庫結びより羽が長いこと。
それはナゼか。
画像向かって右側に垂れ下がる羽は、タレ先を利用しているからです。界切り線やらオランダ線やら、タレ先にある印が見てとれますよね。ようはタレの端っこです。
基本編文庫結びが両羽輪っか状態なら、応用編文庫結びは片羽のみ輪状態で片羽は帯一枚分。片方の羽をタレ先のみで仕上げることによって、羽の長さを稼いでいます。
舞妓さんのだらり帯の印象に近づいてきましたねー。
振袖のお嬢様に結んでも違和感なさそうなしっとりとしたフォルムです。
次回、応用篇文庫結び〜二つ山ひだの羽長バージョン〜動画公開します。
この応用編文庫結び、左右の羽根の重さと硬さが当然の如く非対称なので、流れも形も左右対称に整えることがさらに難しくなります。
また動画の最後で悪足掻きするかな。w
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